競馬小話

僕は小学生の頃から現在に至るまでずっと競馬ファンでいるわけですが、今になっても飽きる気配は全くない。始めてテレビで競馬を見たのはナリタブライアンが4歳(当時馬齢表記で言うところの5歳)の阪神大賞典。2着のハギノリアルキングをまるで調教でもしてるかのような走りで7馬身程の差でぶっちぎった。あれは衝撃だった。でもそれだけで僕が競馬に魅せられていったわけじゃない。その後ナリタブライアンは股関節炎を起こし、復帰した秋のレースは全て惨敗。今までの強さが嘘のようだった。しかし翌年の阪神大賞典。昨年菊花賞有馬記念を制していた同父のマヤノトップガンを手に汗握る接戦の上、ハナ差で退けた。あれをテレビで見たときは武者震いした。感動した。ブライアン陣営の努力が実った瞬間。確かにその後の欲を出したローテーション、鞍上の変更には腹が立ったけどね。まぁでもそれも含めて競馬はロマン。人と馬とか演じる大河ドラマのようなもの。ブライアン以外にもオグリキャップトウカイテイオーのドラマはレース映像を見る度に蘇る。素晴らしき世界。この秋競馬もディープに対抗する上がり馬が出てくるかもしれないし、ディープがやってくれるかもしれない。目が離せないな。