ふと祖母が亡くなった時のことを思い出した。自分にとって初めての身内を失った瞬間だった。実感も湧かず、涙も一滴も流れはしなかった。確かに悲しくて寂しかったのに涙は流れなかった。そのことを自分で責めたけど、どうにかなる問題ではなかった。人にはそれぞれ悲しみ方があると後に思うようになった。そして泣いてしまう方が立ち直るのが早いとも思った。涙が流れない僕はなかなか気持ちが潤わず、長い時間じわじわと悲しみに襲われる。皆さんはどうだろう。もっと色んなタイプの人がいるかもしれない。一つ言いたいのは、誰かの不幸や、悲しいことに対して、ある人が涙を流していないからって冷徹な人間だと思っては決していけないということ。感情表現は千差万別なんだよ。


昨日実は車にひかれそうになった。あと10センチなかったと思う。体中の皮膚が突っ張るような感じがした。生死は紙一重。僕もまだ生きてなきゃいけない人間なのかなぁ。とにかく助かったおかげで今日も生きることができた。僕は無神教なので、神がどうのこうのなどとは言わないが、ありがとう。ただ今日はもっと精一杯生きられたかな。。朝の光りは奇跡の光。明日の朝目覚めることは奇跡だと思って頑張る。明日もし生きていられたら精一杯生きなければ。